About
フィンランドの童話作家トーベ・ヤンソンと弟のラルス・ヤンソンによって描かれた妖精の物語。1945年に刊行された「小さなトロールと大きな洪水」をはじめとする小説9作や、作者自身が作画も手がけた漫画作品があります。個人的には小説がおすすめです。日本文学ではちょっと描けないような世界観がそこに広がっています。
リトルミイ、スナフキンといった名脇役も数えきれないほど多く、この作品からは名言がとりあげられることもしばしば。
"死んじゃったものは、しかたないわ。このりすは、そのうち土になるでしょ。やがて、そこから木が生えて、あらたなりすたちがはねまわるのよ。それでもあんたは、かなしいことだと思う?" リトルミイ
"何でも自分のものにして持って帰ろうとすると難しいものなんだよ。ぼくは見るだけにしてるんだ。そして立ち去るときにはそれを頭の中へしまっておくのさ。そのほうがかばんをうんうんいいながら運ぶより、ずっと快適だからね。" スナフキン
話が長くなってしまうので書けませんが、ポジティブなだけではない、欠点がフォローするでもなく、はげますわけでもなくそのまま提示される、という世界観は、日本の作品にはあまり見ない、大きな特徴だと思います。
パーフェクトワールドトーキョーでのコレクションは700種程度。北欧を代表するキャラクターということもあり、北欧デザインに寄せたファッショナブルなアイテムが多いのが特徴です。