RUNEの部屋 vol.17 心ときめくボーイフレンド♡
こんにちは、ルネスタッフのデメ子です!
<RUNEの部屋>では、私たちスタッフが内藤ルネについてのお話、イベントの情報やスタッフの日常などをご紹介していきます。
今日は「ボーイフレンド」についてご紹介☆
今となってはみなさん、聞きなれない言葉? ボーイフレンドはいわば男の子の友だちですよね。
ルネが少女向けの雑誌『ジュニアそれいゆ』でイラストレーターとして活躍していたのは1950年代。今からもう70年以上前! 実は日本は第二次世界大戦降伏の時期まで、教育上の男女は別学とされていて、そのなごりで男の子の友だちは居てはならない存在ともされていました。
当時は少女誌に男の子を登場させることなどあり得なかったのですが、ルネはイラストにたびたび 少女の隣にさわやかな男の子を登場させ、読者をときめかせたと言います。ご法度とされながらも、描いたのにはルネのこんな思いが…。
「戦後10年を過ぎていても「ボーイフレンド」という ことばにはまだ、後ろめたいというか、どちらかと いうとふしだらなイメージがあったんです。 私はそれを変えたかった。明るい太陽の下で、男の子と女の子が楽しく一緒に 過ごす。それも対等な立場でね」
(『内藤ルネ自伝 すべてを失くして』小学館クリエイティブ、2005年)
戦争が終わって、少女たちは急いで大人にならなくても良くなったので、ルネは「10代のかけがえのない時代をもっともっと謳歌してほしい」そんな願いも込めてでボーイブレンドとの2ショットを描いていたんです。
「時には威厳のあるパパに。時にはやさしい兄貴。時にはやんちゃな弟。
そして時にはぜんぜん甘えん坊の赤ちゃん。悲しみの時、喜びの時、いつもあなたの中に素直にとけ込んで来て、 やさしくなぐさめてくれたり、一緒に喜んでくれるボーイ・フレンド。
本当の友達をみつけてください。お茶を飲む時や映画を観る時、彼にお代を払わせてばかりいてはいけません。ワリカン精神をお忘れなく!」(ルネ)
なんか、憧れますね! 今は「友だちに男も女もないよ!!」って感覚の人が多そうですが、改めて男の子の友だちを「ボーフレンド」と呼んでみてはいかがでしょうか!?
最後まで読んでくださりありがとうございました!それでは、次回をお楽しみに!<RUNEの部屋>から、デメ子がお届けしました。