RUNEの部屋 vol.22 付録のトップスター☆
こんにちは、ルネスタッフのデメ子です!<RUNEの部屋>では、私たちスタッフが内藤ルネについてのお話、イベントの情報やスタッフの日常などをご紹介していきます!
今回はルネが1958年頃から手掛けた「付録」についてお話したいと思います!
付録って、、、、みんな大好きですよね!わたしも普段あまり読まなような雑誌でも、付録がカワイイと買ってしまいます(汗) 付録になるブランドやアイテムから最近のトレンドがわかりますよね。
ルネは『ジュニアそれいゆ』でイラストレーターとして挿し絵や連載など多くのページを担当していましたが、1958年頃から他の雑誌のお仕事の依頼を受けるようになりました。そこで新たに手掛けたのが付録です。『女学生の友』、『少女クラブ』、『少女ブック』、『なかよし』、『りぼん』、『ひとみ』などなど!
付録のイラストだけでなく、企画やアイデアなども出していて、それが本当にカワイイんですよ!
『ジュニアそれいゆ』よりも少し幼い子向けの雑誌が多かったので、ルネも意識して女の子を少し幼い雰囲気で描いていますよね! 等身も子どもっぽいです。
以前にご紹介した紙袋(ショッパー)もここから生まれていますし、しおり、びんせんやメモ帳、手芸セット、カード…。本当にいろいろなアイデアを駆使して、女の子が「カワイイ!」と思うものを次々と登場させました。
この時期、ルネが手掛けた付録は本当に人気で、まさに付録のトップスター! 雑誌の表紙に「ルネ先生の5大付録!」と載せただけでと雑誌の売り上げが倍増したんだそうですよ。
本当に「普通に売れるのでは?」と思うくらい凝ったものばかりです! こういった付録が当時大流行したのは、やっぱりこの時代、女の子向けのものが圧倒的に少なかったんですよね。女の子たちが付録を通じて文具や雑貨、カワイイものをたくさん手に出来るようになったのもこの頃。
たくさんのカワイイものが生まれて、付録のようなグッズがその枠を超えて、商品化されていったのがファンシーグッズのはじまりとも言われています。
当時は目が回るような忙しい日々を送っていたルネですが、この時期の心情について語った言葉があります。
「変わらず願っていたのは読者を驚かせたかったということです。どうしたらみんなをあっと言わせられるか、夢のようなショックを差し上げれるか、ワクワク、どきどきをひとつでも多く感じてもらいたい。その気持ちだけはどんなに忙しくても遠のくことはなかったですね」
当時の付録として人気のあったアイテムは商品化されるなど、ファンシーグッズへと引き継がれていきましたが、これを機にルネもグッズデザインのお仕事にも携わっていくようになりました! グッズデザイナーとしてのルネのエピソードはまた今度♡
最後までお読みくださり、ありがとうございました!それでは、次回をお楽しみに!<RUNEの部屋>から、デメ子がお届けしました。