night music -こんやのおんがく-
大きな嵐が何個もきて、とても大変な夏が終わろうとしています。
色々な状況があって、悲しいことがあって、楽しいことがあって、何かを人に話したくなったり、あるいは一人になりたくなったり。そういうときに好きに入って来て、好きにでていける静かな場所があるといいと思っています。
例えば、ムーミン。小説の中は”にぎやかな”、”かわいい”というよりかはとても澄んでいて静かです。
こんなにかわいい!こんなにアツい!というのをやはりご紹介するべきなんだろうけれど、そういうのはメンバー皆でどんどんやるとして、ここでは、静かさが伝わればいいなと思います。
大変なときに、物語、世界観、そういうものの役割はきっとあると思うのです。
自分も、大変なときに何度も、助けてもらいました。
夏がすぎていきます。
お店をしめたあと、蒸し暑さの残る屋上で二人は音楽をききます。みなさんの世界とここが少しまじって、少しの時間、perfect world になれば良いなと思っています。
night music。
楽しんでもらえたら嬉しいです。
それでは、、
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the garden of verse / ice choir
夏の終わりはいつも儚い。8月の暑さに気を取られている内に陽はどんどん短くなって、風が少しだけ涼しくなってきた夕刻、夏の終わりに浸ろうとする頃には空のカーテンはもう降り始めてしまう。
その刹那美ゆえに夏の終わりは美しく、音楽が映える。
80’sネオアコリバイバルの火付け役となったThe Pains of Being Pure at Heartのドラマーであったカート・フェルドマンのソロプロジェクト、Ice Choirの音楽には夏の終わりの刹那美が詰まっている。
きらきら光る水しぶきのようなシンセ、夕立ちを連れてきそうな長く伸びるストリングス、そしてなによりドラマーならではの、フックになるメロディを絶妙にリズムに乗せるセンス。
センチメンタリズムの追求と弾けるポップネスは、かつてのGangwayに比肩するかも知れない。
とあるロックスターは言った。
「6月と9月に はさまれたのが夏じゃない」
とあるロックスターは言った。
「夏の終わりの空のように 君を見ていると なんだかそう とてもいい予感がするんだ」
深まる秋、冬のにおい、春の訪れ、いつだって音楽は季節に記憶を焼き付けるけれど、夏が終わる時のそれには一際大きな素敵が詰まっているような気がする。
どんなに暑くても僕達は夏が大好きだ。
エンドレスサマー。誰もが夏への憧憬を感じられる音楽が、ここに。
the garden of verse / ice choir
いかがでしたか?みなさんが素敵な夜をすごしていますように。 *・゜゚・*: .。. .。. :*
*このコーナーは、オズとルーがときおりたのしんでいる音楽を、少しずつご紹介していく予定です。今のところ不定期です。