RUNEの部屋 vol.58 幼なカワイイ ルネ・キッズ

RUNEの部屋 内藤ルネ公式コラム

こんにちは、ルネスタッフのデメ子です☆

<RUNEの部屋>では、私たちスタッフが内藤ルネについてのお話、イベントの情報やスタッフの日常などをご紹介していきます。

さてさて、内藤ルネの描く少女は「ルネガール」がもっともポピュラーですが、<ルネ・キッズ>と呼ばれる子どものイラストもたくさんあるのはご存じでしょうか? いわゆる幼児です!

イラストレーターとして主に『ジュニアそれいゆ』で活動をしていたルネですが、1958年ごろからは他社の学年誌や少女誌などにもイラストを描きはじめたんですね。集英社の『りぼん』や小学館の『女学生の友』、講談社の『なかよし』『少女クラブ』などなど、どんどんお仕事が増えていき、雑誌の付録も手掛けるように。この時期、ルネは本当に大忙しだったようです。

ルネが流行させた紙バッグに描いた子たち
付録「銀のはなびら」表紙

ルネガールに比べると幼児体型! 雰囲気もまだあどけなさが感じられます。でも幼児にしてはスタイル抜群だったり、キラリとした瞳は健在ですよね。

『小学一年生』なかよしかばん 組み立てると筒形のケースに!
『なかよし』スクールケース 今でいうドキュメントケースみたいなものです
『少女クラブ』七つのおしゃれ手芸

こたつのなかで楽しめるって書いてありますね。本当にこの当時の付録は工夫がいっぱい!素敵な時代ですよね。

こんな感じでルネはさまざまな付録にカワイイ幼児たちをいっぱい描きました! 時期的には1958年~1962年くらいまでですかね。短期間でもたくさんのイラストが残されているのは、それだけたくさんの付録を手掛けたということですね。

頭が大きくて、表情もとっても愛らしい。

ルネはそれぞれの世代の女の子たちの「その年齢ならではの魅力」を捉えて、作品に可愛く落とし込むのが本当に上手です。

当時の子どもたちをも夢中にした、<ルネ・キッズ>の魅力、みなさんにも感じ取っていただけたら嬉しいです☆ この時代の作品にボリュームを持たせた展覧会もいつか開催してみたいです!

 

今回は、愛らしい子どもたち<ルネ・キッズ>についてご紹介させていただきました。最後までお読みくださり、ありがとうございました!それでは、次回をお楽しみに!<RUNEの部屋>から、デメ子がお届けしました。

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