RUNEの部屋 vol.35 教えて、ルネさん!
こんにちは、ルネスタッフのデメ子です!
<RUNEの部屋>では、私たちスタッフが内藤ルネについてのお話、イベントの情報やスタッフの日常などをご紹介していきます!
わたくし、デメ子は日ごろルネの作品データの管理や商品のデザイン監修、SNSの編集作業などを担当しています。
SNSで作品を投稿するときに一緒にどんなコメントを入れようかと考えたり、時々出版社やテレビ局などから、「ルネについて紹介したい」というお話をいただくことがあります。
そんな時に情報に相違があってはならない訳で! ルネはどんな人なのか、この作品はいつ制作されたものなのか、このイラストは何に掲載されたものなのかなどなど、確認することがたくさんあります。
ある程度の事はもちろん頭に入っていますが、ルネは他界していますし、作品の中には制作年代がわからない、なんてものも!? 何しろ作品が2万点以上もあるので、私のPCのデータも、脳内もパンパンです!!
ルネはとてもシャイな性格だったのでテレビに出たり、表立って何かをすることはほとんどなかったので過去の雑誌のインタビュー記事や過去の展覧会の図録、書籍などが私にとっては大切な資料です!
そんな私が「教えて!ルネさん」と思った時に手に取るのがコチラ!!
「内藤ルネ自伝 すべてを失くして」(小学館クリエイティブ)
ルネが亡くなる2年前に発行された自伝です。こちらは作品の確認をするというよりはデザインで悩んだり、展覧会の準備で作品選びやどんな解説を付けようかと考えたり、「もしルネさんが生きていたらどうするかな」と迷ったら読みかえす感じですかね。
もう何度も読んでいますが、視点を変えて読み返すといつもそこにはヒントや気づきがたくさん!
ルネのチャーミングで内気な人柄もわかりますし、かと思えば意外と大胆なことを考えていたり…。お気に入りのフランスのこと、憧れの女優さん、好きな小説などについても魅力いっぱいに語っています。ルネの生涯は詐欺にあい財産を失ってしまったりと楽しいことばかりではなかったですし、つらい時期の事もルネらしい言葉で明るく綴られています。
そして読み返すたびにルネの事がまた好きになってしまうし、迷っていたことの答えを導いてくれる、そんな一冊です。
今日は仕事モードのデメ子のバイブルをひとつ紹介させていただきました☆
最後までお読みくださり、ありがとうございました!それでは、次回をお楽しみに!<RUNEの部屋>から、デメ子がお届けしました。