night music -こんやのおんがく-
ハロウィン!
パーティを考えていた方はこの週末に楽しんだ、という方が多いのではないでしょうか。
街にくりだすわけでなく、忙しく過ごす中でハロウィンを迎える人とはこんな曲を聞きたいなと思いました。
おもわず成仏しそうになるくらい素敵な曲です。
それでは、、
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おんがくはこちらです。
よかったら、再生ボタンをおして、
Pale and Precious // The Dukes of Stratosphear
圧倒的に煌びやかで退廃的で、とびっきりポップだけど悪い夢を見ているような一夜。ハロウィン。
子ども達は大好きなキャラに扮した上にお菓子を抱えてキャッキャして、大人達は我が子の可愛い扮装に嬉々として、街はあらゆる仮装でキャラフルに埋め尽くされる。
大好きなものの振りをすることに、楽しさ以外の要素は要らない。そしてそれは本気であればあるほど楽しい。子どもも大人も、同じように。
音楽史における仮装パーティーと言えば、dukes of stratosphearのそれが最たるものだろう。
英国の至宝、XTCのメンバー(首謀者はSir John JohnsことAndy Partridgeと思われる)が、自らの60’sサイケ趣味を憧れのミュージシャン達になり切って奏でた似非サイケポップ集には、彼等が少年時代に夢中になった60年代のミュージックヒーロー達へのオマージュがこれでもかと言わんばかりに滲み溢れ出ている。
そしてそれは無論単なる焼き直しに終わること無く、60年代の優れたサイケチューンの仮装をした新しいポップクラシックとしてサイケの歴史に新たな悪趣味を上塗りすることになる。
その全ての出所をいちいち推察するにはあまりに情報量が多く追い切れないが、例えばこの天上の美しさを誇るPale and Preciousにはビーチボーイズのペットサウンズ一枚分の美しさが凝縮されていると言ったら言い過ぎだろうか。
曲を作っている間、音を奏でコーラスを構築していく間、成層圏の侯爵という名を冠した彼等も子どものように無邪気にウィルソン兄弟の真似事をしていたに違いない。
今年のハロウィンも憧れと悪趣味に街が彩られますように。
そして狂騒の後には、この音楽のような安らぎが街に訪れますように。
Pale and Precious // The Dukes of Stratosphear
、、、、そうそう。ハロウィン仕様の会社ページももう見納め。
会社ページなんてなかなか見ていただく機会がないですから、よかったらのぞいてみてください。
trick or treat or,,, perfect world tokyo.
いかがでしたか?みなさんが素敵な夜をすごしていますように。 *・゜゚・*: .。. .。. :*
*このコーナーは、オズとルーがときおりたのしんでいる音楽を、少しずつご紹介していく予定です。今のところ不定期です。