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RUNEの部屋 vol.21 White is Beautiful

RUNEの部屋 内藤ルネ公式コラム

こんにちは、ルネスタッフのデメ子です!

<RUNEの部屋>では、私たちスタッフが内藤ルネについてのお話、イベントの情報やスタッフの日常などをご紹介していきますね。

今回はルネとインテリアについて触れてみたいと思います。

イラストレーターとして活躍してからは、ルネは人形作家、グッズデザイナー、エッセイスト、インテリアなどなど、やりたいことを手掛け、次々と活躍の場を広げていきました。

“生活の中にファンタジックな夢を”

ルネの残した、この言葉どおりですね! インテリアの分野においてルネの功績といえば「白い家具」です!

『私の部屋』(1978年)に掲載された白い家具の提案<White is Beautiful>。

「部屋の壁を白にし、家具も何もかも白にしてみると、それまでの生 活感が消え、飾ったものがイキイキとする」

そうした白く一新してし まうルネの提案は、当時の流行に敏感な女性たちに支持されました。
ルネの手がけた白い家具は、新たに作るものではなく、捨てられていたもの、古く色褪せたものを白く塗っ て華麗に変身させるというもの!

ペンキで塗って何もかも思い切り白くしてしまっています!


白い家具は、現在では当たり前に販売されていますが、1960年代の 日本は卓袱台、茶箪笥の時代。昭和の家族団らんのイメージですね。

そんな時代にルネは白い家具の素敵さを自らDIYしたりして、何度も誌面で提案。日本に「リビング」という概念をもたらしたともいわれています。

雑誌『私の部屋』(婦人生活社) から販売された白い医療戸棚「オリジナル・クロゼット」は、当時斬新 な流行のアイテムになり、百貨店もこぞって白い家具を販売していたそうです。

譲り受けた医療戸棚(ケビント)も白く塗って飾り棚として変身させています。ガラスの棚板もついているので、好きな女優さんの写真を飾ったりもしていました。ホントにおしゃれですよね!

「昔から、くふうするのが大好きだったんです。なにもなくても、あるものをどう配置したらより素敵に見えるだろうか。それは小さい頃から変わらない興味です」

その後ルネはインテリアの提案にとどまらず食器やダイニング、キッチン用品までを手掛けるようになっていきますが、この分野においてのルネの肩書は「ライフスタイルクリエーター」がピッタリなんじゃないかと思います!

最後までお読みくださり、ありがとうございました!それでは、次回をお楽しみに!<RUNEの部屋>から、デメ子がお届けしました。

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