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RUNEの部屋 vol.3 少女漫画の原点ルネガール♡

RUNEの部屋 内藤ルネ公式コラム

こんにちは、ルネスタッフのデメ子です!
<RUNEの部屋>では、私たちスタッフが内藤ルネについてのお話、イベントの情報やスタッフの日常などをご紹介していきます。

今日はルネの代表作ともいえる美少女キャラクター「ルネガール」についてご紹介したいと思います。

ルネがブレイクするきっかけとなったのが1959年、60年に人気少女誌『ジュニアそれいゆ』の表紙を飾った「ルネガール」と呼ばれる美少女イラスト!

1960年 『ジュニアそれいゆ』の表紙を飾ったルネガール

キラキラした大きな瞳、長い首や手足、そして何よりもおしゃれ! 大胆にデフォルメされたこの美少女、70年以上も前に「こんな子いる??」って感じですよね。ルネガールの登場は当時かなり衝撃的だったそうですが、明るく快活なこの子たちは、瞬く間に少女たちの憧れの的になってしまったようです!

ルネガールは何といっても目のキラキラ感が命!! 目の色の濃淡、黒目、光の入り方など本当に細かいディテールで描かれていますよね。私たちも印刷物や商品化される時に、一番気を遣う部分で、目の輝きがないと本当に可愛らしさが半減してしまうんです(泣)。

ヘアスタイルやファッションなども当時の最先端を行っていたルネガールですが、ルネがお手本としていたのは、「ELLE」や「VOUGE」「SEVENTEEN」などの海外ファッション誌。

1953年のVOUGE

時は値段が高くて買えなかったそうで、本屋で雑誌を立ち読みしたり、図書館まで行って流行を覚えてイラストに落とし込んでいたとか。ルネガールたちの日本人離れしたスタイルやファッション感度の高さの秘密は、海外のファッションモデルやコレクションにありました!

それまでの美少女画は竹久夢二先生、中原淳一先生のようなどちらかというと「美しい」イメージでしたが、大胆にデフォルメされたルネガールは、キャラクター要素が高く、まさに「カワイイ」という言葉がピッタリじゃありませんか? 

今は少女漫画、ゲーム、アニメ、登場する美少女はほとんど“キラキラ目”で描かれていますが、はじめてビジュアル化したのがルネで、これが美少女キャラクターの元祖と言われる所以のようです。

いかにみんな驚かせるか、ただそれだけ。ワクワクしながら描いていたら、いつの間にかあんな子たちが生まれていた

誰もやっていないことをやるって、とてもエネルギーが必要だけど、ルネは描きたい気持ちが勝っていたからこそ、それを躊躇なく出来てしまったんですね!

最後までお読みくださり、ありがとうございました!それでは、次回をお楽しみに!<RUNEの部屋>から、デメ子がお届けしました。

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