RUNEの部屋vol.78 10月24日はルネの命日です

RUNEの部屋 内藤ルネ公式コラム

こんにちは、ルネスタッフのデメ子です☆

<RUNEの部屋>では、私たちスタッフが内藤ルネについてのお話、イベントの情報やスタッフの日常などをご紹介していきます。

この前まで10月なのに半袖で過ごしていましたが、最近、ぐっと気温が下がりましたね。

さて、今日は私たちルネスタッフにとって、とても大切な日。10月24日はルネの命日です。

私も日頃、商品のデザインチェックや展覧会の作品を考えるとき、「ルネさんだったらどうするかな?」と都度考えながら過ごしていますが、今日だけは「たくさんのカワイイをありがとう!」と感謝の気持ちで過ごします。

ルネは1953年にイラストレーターとしてデビューして以来、マルチクリエーターとして活動していましたが、2007年10月の亡くなる前まで絵はずっと描き続けていたんですよ。晩年は男性画の作品が多いのですが、今回は亡くなる直前まで取り組んでいた作品をご紹介したいと思います。

《ポートレート》2007年

こちらは30代の頃の写真をリタッチして、翼を描いた自身のポートレート。この後、もう少し翼の部分などを描き足す予定だったそうなのですが、未完成のままとなってしまった作品です。完成した作品も見てみたかった(涙)

《オウム貝の少年》 2007年

こちらの男性画も2007年に描かれたもの。ゲイ雑誌『薔薇族』で掲載された作品を新たに描き下ろしてています。オウム貝の作品は他にもいくつか存在していますが、いずれも目を閉じていて、深海で息を潜めて眠っているような印象です。自身がゲイであるからこそ描ける作品なのかもしれません。本当に奥が深いんですよ。

ルネの少女画やキャラクターを見て「カワイイ!」と感じるのは一瞬なんですが、このような男性画は考えさせられるというか、じっと見入ってしまったり、ルネの心情をイメージしてみたり、カワイイとは異なる魅力があります。展覧会では展示する機会もあると思うのでその時はぜひ見てほしいです!

最後までお読みくださり、ありがとうございました! それでは、次回をお楽しみに!<RUNEの部屋>から、今日は特にルネに感謝!のデメ子がお届けしました。

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